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太田知子の いきいき!健康長寿
今熊山から刈寄山へ
2013年05月19日
テーマ:テーマ無し
風薫る5月。東京近辺の低山歩きは新緑の今が最適。暑くなる前に登りたい。
というわけで先週末の秩父に続き、今日は東京の山を歩いてきました。
今熊山(標高505m)は八王子市上川町にある山ですが、今回はあきる野市五日市からアプローチ。小中野の信号を左折し、橋を2つ渡って左折し、逆川に沿ってしばらく行くと苔むした小さな橋があります。ここが今熊山への登山口。橋の手前の駐車場に車をとめ、午前9時10分に登り始めました。
少し行くと、壊れかけた小さな木の橋。すべらないよう慎重に渡ると道標が。
道は今熊山方面と金剛の滝方面に分かれます。
金剛の滝へは以前、小峰公園から広徳寺へ向かう尾根道から下りて、向かったことがありますが、その時は時間がなくて引き返した経験があります。
なので、今日はぜひとも見たいと、金剛の滝への道を選びました。
20分ほど歩いたでしょうか。
暗く静まり返った山の中に小さな滝(雌滝)が現れました。
その右手には洞窟が。クサリを伝って洞窟の中を登っていくとあっという間に出口に。
目の前に大きな滝(雄滝)が現れました。
大岩の中腹には金剛力士像が立っています。
昔、修験者がこの滝に打たれて修行したようです。
辺りは静まり返って、ミステリアスな雰囲気が漂っていました。
金剛の滝の上から今熊山に登る道があるのですが、落石のため通行禁止。
そこで、分岐まで戻って今熊山を目指しました。
階段状のきつい登りが続き、すぐに汗だくに。
「寝たきりにならないよう大腰筋を鍛えるぞ」と、両足に言い聞かせて登り続けました。
やがてベンチのある広場に出て一休み。その後、なだらかな坂道を登り、11時少し前に今熊神社の奥の院に到着。ここが山頂です。
テーブルやベンチが置いてあり、熟年男女のグループがビールで乾杯してました。
いいなあ。でも、この人たち、ちゃんと下山できるかしら。
山は登る時よりも下りる時のほうがケガしやすいのです。
山でお酒を飲むのは、ホドホドにしないとネ。
少し休憩した後、石段を下り、右手の道を進んで刈寄山を目指しました。
しばらくはゆるやかな登りが続き、道端にはウツギや山ツツジが咲いています。
ウツギの白い花と山ツツジの赤い花。新緑に映えて、とてもきれいでした。
ところで、ウツギは空木と書きます。
茎の中が空洞になっているので、空木(ウツキ)と書くとか。
植物の名前の付け方はいろいろですね。
杉や広葉樹のすき間から、周囲の山がきれいに見えます。
北側には、一目でそれとわかる大岳山が良く見えました。山頂の左側がとがっていて右側が丸い独特の形をした山です。
今熊山から刈寄山を目指して1時間以上が経過。そろそろの頂上かなと期待してピークに登りきると下りの道に入ります。登って下りて、を2回繰り返した後、12時40分、ようやく刈寄山の山頂に到着しました。北も南も見晴らしがよく、周囲の山や五日市の街並みが良く見えます。
お腹がすいていたので、写真は後にして、東屋でお弁当を広げました。
標高687mの山頂は空気が澄んでいてとっても爽やか。
肌寒くなって、長袖のシャツを羽織りました。
美しい景色を見ながら食べたお握りのおいしかったこと。
山ツツジが満開!
これだから山歩きはやめられません。
山頂で記念写真を撮って下山。1時間20分ほどで駐車場に到着。
瀬音の湯で汗を流して帰途につきました。
山歩きは、お金があまりかからないし、ストレスは解消できるし、足腰が鍛えられて介護予防にも最適。
80歳で3度目のエベレストを目指して登り始めた三浦雄一郎さんにはとてもかなわないけど、私もできる限り山歩きを続けたいと思います。
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