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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

ダイエーの落日 

2014年09月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 かつて日本一の売り上げを誇っていたスーパーのダイエー。
ついにその名前が消滅することになったようですね。
業績不振が続き、イオンのてこ入れが続いていましたが、
来年そのイオンがダイエーを完全に子会社化し、
スーパーの事業見直しの中で、ダイエーの店舗名を
なくす方向だとのニュースが流れました。
 
 私たちは名古屋の新しいアパートに転居する前はユニー系の
スーパーを利用していましたが、引っ越してからは一番近いダイエーを
利用するようになりました。
もう、利用は半年になりますが、まだまだ品揃えと価格、
設備、商品陳列法、サービスなど不満で腹立たしい点が多くあって、
何とかならないものかと思っていたのです。
 
 ダイエー再建のために関係者は計り知れない努力を続けてきたとは
思います。しかし、素人の消費者から見ても「これではね〜」と
思う点がゾロゾロ目白押しです。そのほんの一部を・・・。
 
 まず建物・施設。屋上駐車場への入り口は視覚的に
識別が困難で、私などうっかり通り過ぎてしまい
敷地を1周して戻って来たことが2度もあります。
しかもすぐ隣に商品搬入口があるので
そちらに入りそうになることもしばしばです。
駐車場は床面が凸凹。雨の日には車を止めた位置によって
降り立つ所が水たまりになっていて、本当に腹が立ちます。
 
 エレベーターは床が磨り減り、サイドボードはカートが当たって
キズだらけ。行き先やドア開閉のボタンは眼を凝らして見ないと
標示が識別できません。全般に照明も暗め。
まず、そんな陰気臭い雰囲気では客の財布の紐はゆるまず
売り上げを伸ばそうなんて土台無理と言うものです。
 
 商品の陳列にしても、例えばヨーグルトと牛乳が店舗の両端に分かれ、
バターやチーズも別の場所にあります。
「乳製品」という概念はこの店では通用しません。
多くの商品が案内の標示に従って、あるはずの場所を探しても
見当たらないのです。
 
 品揃えにしても、そのバターやマーガリン、チーズは種類が少なく、
お目当てのものはまず手に入りません。
普通、他のスーパーでは種類が多くて選ぶのに迷ってしまう程なのに、
ダイエーでは限られたものの中からしぶしぶ買うことになります。
 
珍しく、パンは種類が多くベーカリーも多彩ですが、陳列がバラバラ。
一応、選んで買い物かごに入れて移動していると
別の場所にもっと美味しそうなパンがあって、前のものを元に戻すという
バカな羽目に陥ります。
 
 これらはほんの一部ですが、 
このような欠陥を並べ立てても不愉快になるだけですね。
それより、店内で目撃した「ダイエーの落日」の元凶を
あと一つだけ。
 
 ある日、買い物に出かけたら、店長さんなのか会社上部らしき人が
店の担当者3〜4人を引き連れて「巡視・点検(?)」をしている場面に
出くわしました。
買い物かごを持っている訳でもないし、皆ワイシャツ・ネクタイなしの
恰好なのでとても目立ちます。
 
 それは問題ないのですが、彼らは商品のすぐ前や
通路をふさぐ位置に立って話をしているのです。
そういった状況で、買い物客が商品を手に取ってみようとしたり
カートを押してその場を通ろうとすれば、「巡視・点検」の最中であっても
「お客様」の邪魔をしないのが当然だろうと思うのです。
しかし、彼らはそ知らぬ顔で道を開けることすらしなかったのです。
 
 私は客の立場でしかスーパーの経営を考えることが出来ませんが、
客のニーズに応え、気持ち良いショッピング環境を提供し、
きめ細かなサービスを展開することなどイロハのイではありませんか。
私は「巡視・点検」のダイエーの人たちの客を客とも思わぬ横柄な
態度を目の当たりにした時、「ダイエーの落日」を確信したのです。

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