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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

6−2 動物の楽しみ(その2) 

2010年11月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

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この項は(その1)からの続きです。<br />
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<b>クロコダイル・ハンターの死</b><br />
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/832549/img_832549_33638004_0?1291029399" alt="イメージ 1" class="popup_img_255_340 clearFix alignRight"> 私たちの家から車で20分ほど内陸部に入ったビーワーという所にオーストラリア・ズーがあります。広大な敷地にコアラやカンガルー、ウォンバット、リクガメなど様々な動物を飼育・展示していますが、クロコダイルにエサを与えるショーが良く知られています。日本からの観光客は少し不便な所にあるのであまり訪れませんが、こちらではとても有名で大型の観光バスもいっぱいやって来ます。<br />
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 この動物園の経営者、スティーブ・アーウィンはもっと有名でした。父親が始めた動物園を発展させるとともに、TV番組にクロコダイル・ハンターとして登場、その人懐っこい表情と相まって一躍世界中で知られるようになったのです。動物園の入り口はもちろん近くのハイウエイにも彼がクロコダイルを抱えている巨大な写真の看板があって、その人気がうかがえます。ちなみに、映画でクロコダイル・ダンディーを演じた俳優のポール・ホーガンとは別人です。 <br />
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 ところが2006年9月、彼はクーンズランドの北部ケアンズの沖で番組の撮影中、エイの尻尾で心臓を刺されて死亡してしまったのです。44歳の若さでした。この事故死は大きなニュースになって連日報道され、彼の死を悼む特別番組も多く放送されました。クイーンズランドでは州葬さえ検討され、この年の一番印象に残ったニュースに選ばれ、動物園へ続く道路がスティーブ・アーウィン・ウェイと命名されたほどです。彼本人の魅力はもとより、オーストラリアの人たちが彼を通して持った動物への関心がいかに大きいかを物語る出来事でした。<br />
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<b>冷静になりたい捕鯨問題</b><br />
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 サンシャイン・コーストから更に北上して、砂で出来た世界遺産の島フレーザー島への玄関口ハービー・ベイは毎年8月から10月にかけてホエール・ウオッチング・ツアーの発着港として大賑わいを見せます。ハービー・ベイとフレーザー島の間の海域へは、この時期ザトウクジラなどが子を産み、育てるために冬の南氷洋からやって来ると言われます。<br />
 私はまだこのホエール・ウオッチングを体験したことがありませんが、あの巨大なクジラが潮を吹いたり、海面上にジャンプしたりする光景はとてもダイナミックだろうと思います。<br />
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/832549/img_832549_33638004_1?1291029399" alt="イメージ 2" class="popup_img_370_277 clearFix alignLeft"> ツアーに参加した日本人から聞いた話では、日本の捕鯨を非難するアナウンスがあって肩身の狭い思いをしたと言うことです。また、国際捕鯨委員会が開催されるとテレビでは日本の捕鯨船がクジラを獲ったり解体したり、抗議のボートに放水して応戦する場面を映し出して、反捕鯨の意識を盛り上げます。<br />
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 クジラの保護や観光資源の観点と長い歴史から生まれた食文化・水産業からの観点とが同じ土俵でぶつかる訳ですから議論が上手くかみ合わず、感情でもの言いをするようになるのも当然でしょう。日本の主張もどこか威圧的で開き直った感じが否めません。<br />
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 ここに住み暮らしている身としてはこうした事態は本当に悲しいことです。言葉で説明しても到底理解してはくれません。一日も早く英知を結集して、冷静にこの問題が解決されることを心から望みます。<br />
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<tt>コラム</tt><br />
<b>サンドフライにご注意</b><br />
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 オーストラリアにはサンドフライと呼ばれる厄介な吸血昆虫がいます。こちらの夏の頃に発生するようですが、これに刺されると蚊に刺されるのとは全く異なる猛烈な痒さがあり、しかも1週間から10日間もその痒みは治まりません。中には2〜3か月痒みが続いたという人もいます。痒み止めの塗り薬はほとんど効きません。我慢できずに爪を立てて掻いていると患部がただれてきたり黒く皮膚が盛り上がって醜い跡を残します。<br />
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 私たちもこれに刺されて苦しい思いをしましたが、妻の雅子などは刺されてから2年経っても跡が黒くあざのように残ってしまいました。<br />
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 厄介なことにこのサンドフライは体長1世ら3世箸瓦小さく、防虫ネットでさえくぐり抜けてきます。私はその姿を見たことがありません。そして、刺されている時は全く気が付きません。痒くなるのは1日経ってからですから、いつ何処で刺されたのかさえ分からないのです。<br />
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 このサンドフライ、日本名はサシチョウバエと呼びます。多くの種類があって、日本のそれは人獣に無害ですが、アジア、アフリカ、それに中南米などでは高熱を出したり皮膚がただれたり、鼻が欠け落ちたりするリーシュマニア症という恐ろしい原虫感染症などを媒介するものもあると言います。<br />
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 予防は防虫スプレーをかけ、普通刺されるのは足首や腕などですから長ズボンに長袖で皮膚の露出を少なくします。そして、注意するのは水辺とブッシュ、それに夕方のようで風向きも水のある方からであれば危ないようですから、できる限りそうした場所を避けるようにします。刺された場合はさする程度にして爪で掻かないこと、我慢できなければ痒み止めの飲み薬が良いようです。<br />
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 何度もこの痒さを体験していると免疫ができるのか、対策を講じるのかあまり刺されなくなるようです。事実、私たちが移住したての頃はひどく刺されましたが、最近ではあまり刺されません。こちらのオーストラリアの人はサンドフライがいそうな所でも、半ズボンに半袖で平気です。<br />
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