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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

雨にウンザリ 

2010年12月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_33823283_0?1293360447" alt="イメージ 1" class="popup_img_370_246 clearFix alignRight"> この1か月余り、今日も雨に閉じ込められてウンザリしています。今年(2010年)の3月19日に「雨、あめ、アメ・・・・!」の記事でこのサンシャイン・コーストの長雨・豪雨をご紹介しましたので、また同じような記事を書くのでは気が引けるのでガマンしていましたが、堪忍袋の緒が切れてしまいました。やはり今回も前回と同じように日本への一時帰国から帰って来た後のことです。<br />
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 私たちは先月(11月)21日に日本から帰って来ましたが、それ以後1か月と5日の間、青空が見えて太陽の光が射したのはほんの3日程で、それも終日晴れという訳ではありませんでした。梅雨のようにしとしとと降ったり、夕方から激しい雷雨になったりと降り方は様々です。サンシャイン・コーストなんて名前は恥ずかしくて返上しなければならないと思うほどです。<br />
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 先日、雨の止み間があったので山の牧場に借りている畑の様子を見に行きました。しかし、元気良く育っているのは雑草ばかり。さっそく草取りを始めましたが、すぐに雲行きが怪しくなってきて大粒の雨が「ゴォーッ」と音を立てて攻めてきました。即、作業中止で帰宅です。前回3月の長雨の時、牧場のアボカドの苗が根腐れで枯れてしまったので、水はけの良い土を盛り上げて対策を講じて新しい苗に植え替えたのですが……、それもダメでした。自前のアボカドを食べるのはもうあきらめます。<br />
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 趣味で作る野菜や果物が被害を受けるのなら大した問題ではありませんが、各地で洪水の被害が出、小麦やサトウキビなどの作柄に大きな影響が出ることが予想されています。小麦などは全体では豊作とも言われていますが、被害を受ける農家にとっては死活問題です。21世紀に入ってオーストラリアは深刻な水不足・干ばつに悩まされ続けてきました。ここに来て、「水」による被害を受けるという皮肉な事態となっているのです。<br />
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_33823283_1?1293360447" alt="イメージ 2" class="popup_img_370_246 clearFix alignRight"> サンシャイン・コーストでは今月に入って今日(12月26日)までに合わせて478ミリの降雨を記録しました。12月の平均は136.5ミリですから、すでに例年の3.5倍の雨が降ったわけです。雨量としては今年3月の大雨の方が多いのですが、今は普通なら太陽ギラギラの夏でクリスマス前後、年末のフェスティヴな頃だけにこの雨はこたえます。<br />
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 下の図はオーストラリア気象庁がウェブサイトに発表している気象データ図の一つで、今月に入ってからの雨量合計を過去の平均値と比較したものです。「白」はほぼ平均値、「濃い青」は300〜400パーセント、「紫」は400パーセント以上などとなっています。パースの北とメルボルンからアデレードにかけて、それに私たちの住むクィーンズランド州の内陸部に4か所「紫」の地域が読み取れますね。クィーンズランド州は広範囲で平均より多い雨が降ったこともわかりますね。<br />
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<div class="alignCenter"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/912465/img_912465_33823283_2?1293360447" alt="イメージ 3" class="popup_img_560_383"></div><br />
 この記録的な大雨の原因は地球の温暖化、気候変動など様々な観点から論じられていますが、とりあえずはラ・ニーニャ(スぺイン語でLa Niňa =少女)の影響が指摘されています。ラ・ニーニャとは太平洋の赤道域の日付変更線付近の海水が異常に低下する現象で、これが現れるとオーストラリアでは降雨量が増えることが確認されています。オーストラリア気象庁は現在このラ・ニーニャが頑強に居座っており、間もなくピークとなるもののまだ3か月ほどは続くだろうと予測しています。<br />
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 ちなみに、このラ・ニーニャはエル・ニーニョ(スペイン語でEl Niňo =男の子)と並んで世界の気候に大きな影響を与えます。日本のこの夏の猛暑はラ・ニーニャがもたらしたのではないでしょうか。エル・ニーニョはオーストラリアにとっては少雨・干ばつの被害を持ち込むやはり厄介者です。<br />
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<a href="http://overseas.blogmura.com/australia/img/australia200_40.gif" target="_blank"><img src="http://overseas.blogmura.com/australia/img/australia200_40.gif" alt="http://overseas.blogmura.com/australia/img/australia200_40.gif" border="0"></a><br />
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