つれづれに

北海道の旅 

2016年11月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:旅日記 

第13日  納沙布岬へ 
 
旅行はいよいよあと3日間だ。夜中過ぎに帯広へ向かう。昨夜6時に寝たので夜中の1時に目が開いてしまったのだ。気づけば車のドアの外に脱いでいた靴がない。よく見ると10メートル離れた場所に片方が、さらに少し離れてもう片方があった。キタキツネか?帯広到着後明るくなってから靴をよく見たが動物の歯型などついていない。旅行の出発前に買ったばかりの新品のスニーカーだから、歯形があればすぐ分かるはずだ。はたして動物か人か?  帯広へ向けて夜中の2時に走り出す。
朝4時前に帯広到着。もう夜が明けた。さすがに眠いので広い公園の木の下で仮眠して朝を待った。
5時40分に目覚める。いいタイミングだ。トマトとカット野菜・昨夜食べたメロンの残り半分と牛乳で朝食をすます。今はいろんなカット野菜が売られているので便利がいい。夜のドライブでおかきをつまみながら運転したので、麺類などはあえて食べない。

朝ごはん前に今日の予定のためにネットを見ていたら、北海道でカニは根室の花咲ガニを食べるべしとあった。これを逃す手はないと、何日か前に一度通過した釧路を抜けて、根室へ向かうことにした。
旅の前半に根室半島・納沙布岬に行けばよかったのだが、雨が近いということで阿寒湖・摩周湖を優先したために、このタイミングで納沙布岬に行くこととした。
納沙布方面へは釧路を通るので、今日は再び道東道を釧路へ向かう。
天気も午後には雲が取れて快晴の予報だ。日本最東端の町根室。そこで東の海から登る朝日を眺めながら、
日本一美味しいと言われる花咲ガニを食す。こんな絵にかいたような贅沢な話を想像する。
せっかくだからそうしないと心残りの方が怖い。結構な距離を飛ばし、根室にはまだ日が傾く前に到着。
いざ!!根室駅前の鮮魚店で真っ赤なのを1匹買う。予算は千五百円くらいだと言うと、そこそこの花咲ガニが手に入った。
ガイドブックに載っていた駅前のジャズ喫茶店に入り、コーヒーを注文して店のマスターと話した。
当然ながらマスターとはジャズの話題で盛り上がったのだが、店には他に大きなリュックを持った客が一人だけいて、聞けばこの店の馴染み客だという。どこから来たと聞けば島根からだという。あんな所からよくここへ度々来られるものだ。喫茶店のマスターに納沙布岬までどれくらいかと聞くと、すぐそこだという。
車で5分ほど先かと思い、カーナビで調べたら何と15キロもある。
北海道の人は距離感覚がマヒしているらしい。広い土地に住めばそうなるのかも知れない。
美川憲一が切々と歌う「納沙布未練」の岬に期待がかかる。
所で今夜の宿は・・情報誌で見つけた、岬にあるライダーハウス(単車乗りの宿)に今朝予約の電話を入れたのだが、車での客はお断りだという。車に積んでいる自転車で行くのだとお願いしたのだが、それでもだめだという。仕方がない。また車泊りだ。岬には明日早朝に行くことにして、せっかくだから夕日の写真を撮ることに。
三脚を持って、草の茂みをかき分け丘をはい回ったおかげで、下手の割にはいい夕日の写真が撮れたと勝手に満足している。でも後で気付いたのだが、電線がたくさん空を横切っている。これはダメだ。

その辺のパーキングで適当に夜を過ごし朝を待った。海が近いので波音が気になった。



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