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映画「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン」 

2017年07月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:肉体の酷使は大変です。

今日の東京は曇りでちょっと小雨が降り始めました。
日差しが強かった昨日、渋谷のル・シネマで「ダンサー、セリゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」という映画を観ました。

いつものように週刊誌の評論で、なんとなく見てみようかな、と思った程度です。

ウクライナ出身で貧しい家庭に生まれたが、子供時代から驚異的な柔軟な体を持ち、キエフ国立バレエ学校へ入学するも、父親、祖母は彼の学資を稼ぐため、海外へ出稼ぎ、母親は、彼を面倒見るべく一緒にキエフへ。

その優秀さから、英国ロイヤルバレエスクールへ。
驚異的なジャンプ力で人気を博すが、精神的、肉体的プレッシャーから、公演に穴を開けたり、ナイトクラブへ通ったり、コカインをやるようになったり、軌道を外し、2年後に退団。21歳の時です。両親も離婚。

自虐的になったりしたが、ハワイのオアフ島でとった彼の生き様を表現したダンスがYou Tubeで熱狂されるに至り、新しい道へ。

とまあ、こんなあらすじです。
彼も今年で28歳でまだまだ若いのです。

クラシックバレエのことは全くわかりませんが、
優秀な人材ばかり集めたバレエ学校、バレエ団でプリンシパルになるにはどれだけの練習が必要か。肉体的にも精神的にもきつかったんでしょう。

彼の足を写した映像があり、甲の部分の血管には
何個も瘤があってバレエの肉体の過酷さを見た思いです。
また、意外に足の甲が高いので自分と同じだったので親近感を持ちましたが、ふと、こいつ、目が切れているな、と思うときがありました。

また、公演開始直前に栄養ドリンクと痛み止めの薬を飲んでいるのには驚きました。他のバレエダンサーもそうなのかな。

彼は人から管理されるのが人一倍嫌いで、
母親の管理、バレエ学校、バレエ団の管理、ファンからの視線、いろんなプレッシャーがあって、軌道を逸脱したんでしょう。

こういう、「道から外れ、再生する」というところが好きですね。

世界的著名なバレエ団が飛び出し、自分の道へ。
いろいろな目に遭い、必ずしも自分の意図とする方向へ行かなく、一時は自虐的になっても、自分で決断し、行動する。いいですね。

同じ会社に定年までずっといるサラリーマンなんて無能の極みと思っていた自分と重なるところがあります。おかげでいろんな目に遭いましたが。

私の座席の後ろの方で女性が、ずっと鼻を啜っている人がいましたが、風邪をひいていたのか、感動して鼻水が出てきたのか最後まで不明でした。

バレエのことが知らなくても観られる映画ですが、
退屈という人も当然いるかと思います。

彼の写真展も開催していて、劇場のロビーで、勧誘がありましたが興味なし。

それと、この映画館は、ハリウッドの大作というよりヨーロッパの映画を多く上映するどちらかというと大人向けの映画館なのですが、前の人の座高が高かったり、頭が大きかったりすると、スクリーンに若干かぶる場合がありますので注意が必要です。



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