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青いエアメール
「蟻の一穴」
2015年09月13日
テーマ:テーマ無し
「蟻の一穴」とは、どんな堅強な防波堤でも蟻のつついた小さな穴のために決壊することがあるという意味。
一年の半期を経てなんやかやとザワつく職場の心身の疲れを癒す休日。
父のDNAが私に引き継がれたせいか、日曜日は早朝から政治討論番組を“はしご”する。
折々のコメンテイターの一言が心に沁みる。
例えば数週間前だったが「世界に誇る憲法9条を抱きしめて・・・」、そして今日の「蟻の一穴」。
いずれも今揉めている安保法案に関連したコメントである。
法の箍が少しでも緩んだら、とんでもないことが起こる。
以前海部内閣の時代にアメリカから自衛隊派遣を強く要請された時のこと、外務省は協力の方向にあったが、
当時の故後藤田官房長官が「冗談じゃない!」と一蹴した。
肝の据わった勇者、知の巨人・大物がだんだんいなくなる。
責任者不在で曖昧にごまかされて行く国家責任。
はてさて、ちっちゃな話で恐縮だが自分を省みて、何とかそこそこの勇気は維持しているな、と先日実感することがあった。
職場で見逃しにできないいくつかの問題があった。
言うべき時はじっくりタイミングを図り、正論を以て穏やかにしなやかに進言する。
管理者の「アイタッ!」という表情が内心小気味よい。
これは年齢と経験知の積み重ねから“覚悟”を持っている人間ゆえの勇気なのだなぁ。
40代のそこそこ管理職に就いた人は、つい、その権威を奢る。
たまには“バサマ”の苦言も必要なのです。
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さよなら夏の日
あつをさん、コメントありがとうございます。
人の痛みを見て見ぬふりはできないですよね。
パワハラはいけません。
それにしても若い世代との一番のギャップは、責任感と自己省察の意識レベル・・・かなぁ。
あ、今競馬の藤田騎手が引退のニュース。フェアプレーに徹した男というフレーズ、競馬のことはよくわかりませんが(オルフェーブルだけ俄かファンでした。)潔い生き方って貫きたいです。
2015/09/13 15:56:23
この道、今なら戻ることはできる
「バサマ」の一言、いいですね。
それが小さいけれど「蟻の一穴」になる。
この状態、誰が望んでいるのか分からないが、
「この道はいつかきた道」に。
2015/09/13 14:51:25