つれづれに

NHKに、してやられた! 

2017年02月09日 ナビトモブログ記事
テーマ:今日の歌レッスン

カラオケ店に来る客の前で歌を数曲歌い、希望する客に歌の指南をする仕事。今日は私のその仕事がスタートする日だ。午後1時の開店のため12時半に行くと、ちょうど店のママがドアを開けている所だった。
「お早うございます」挨拶して店内へ。
雪のちらつく今日は今年一番の寒さだ。カウンターに腰かけて客を待つ事に。1週間程前より、壁の告知ポター・手渡しの案内など準備を進めていたのだ。
「プロの歌と歌の無料指導をどうぞ」こんな感じのコンセプトだが、果たしてどうなるか?
間もなく2人の客入店。ママの顔見知りだ。でも来店は初めてだという。 後で聞くと、この町の元市会議員で、今歌の教室を開いて教えているらしい。3曲歌ってすぐに帰って行った。一緒に来た連れの女性は何と、議員の2号か3号さんだとママが言う。
私はそれを聞いて、「そんないい加減な市会議員に町を任せた市民がかわいそうだね」と言うと、ママもうなずいた。そして私はいつもの癖で、議員が歌って帰った3曲の寸評を述べた。歌の要所を強調するのは良いが、その声がかん高いというか、余りにもギンギンと耳ざわりになり、聴いていて「もう結構」と逃げたくなる感じだ。歌は字の通り「音楽」だ。楽しい音ならいいが、聞く人が逃げたくなると感じるようでは、それは歌ではない。本人は「どうだ、うまいだろう」と得意げな歌だったが。「あれで歌の先生とはネ」と言うとママもまたうなずく。
今日の客は他には、私もよく知る常連さんが1人だけだった。私にもいつも「先生」と気軽に応じてくれる客だ。「寒いのは分かるけど、今日は客がこないね」と言うとママが、今日はダメみたいとの返事。
よく聞くと、目と鼻の先の市のホールで、「NHKBS日本の歌」の公開録画が行われているとの事だ。
それでは客の来ないのは当たり前。
そんな訳で私の初仕事も不発に終わった。いつも思う事で、「何もかも思い通りに運ばないのが当たり前!」
今日は完全に、「NHKに、してやられた!」



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