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sheeperの書庫
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2014年05月10日
テーマ:テーマ無し
覗けば漆黒の底(31) 警察の恭子への、追尾の目を眩ます様にしながら、恭子に来店させる日時を耳打ちした磯田だが、その日はおろか、その後、恭子が「はんぱもん」に来店することはなかった。 昨夜、好物...
覗けば漆黒の底(30)
2014年05月09日
テーマ:テーマ無し
覗けば漆黒の底(30) 五月も終わりの今日の空は、梅雨入りを前にしての、これぞ宙の気張りだと思わせるように、湿気の少なさに、どこまでも青く突き抜けてみせていた。 河川敷公園の遊歩道から少し外れ、...
覗けば漆黒の底(29)
2014年05月07日
テーマ:テーマ無し
覗けば漆黒の底(29) 「私の事を、蔑むような目で見るのをやめてもらえるかしら」 「君の思い過ごしだ」 「あなたがこの街に来るたびに、ジーパン姿で、見ようによっては、ホームレスの成り損ないのような恰...
覗けば漆黒の底(28)
2014年05月05日
テーマ:テーマ無し
覗けば漆黒の底(28) 「芳村というやつ、おもしろいな。君がどういうふうに関わっているのかと、単刀直入に聞いてきたのか?それで、どう答えた」 「あの状況通りで、まさに警察発表の通りで何も無いわ、一体...
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2014年05月04日
テーマ:テーマ無し
覗けば漆黒の底(27) 枝豆に塩が振られていない。 芳村はテレビに集中してニタついている女房には目もくれず、自らが台所に足を運び、ついでに冷え切っていなかった缶ビールを冷凍庫に入れると、食塩の入...