goofpapaブログ

忘れられない歌 9 

2017年03月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:忘れらない歌の歌詞

作詞、作曲 歌 五輪真弓
「少女」
1・
あたたかい 陽のあたる
真冬の縁側に 少女はひとりで
ぼんやりと坐ってた
つもった白い雪が
だんだんとけてゆくのを
悲しそうに見ていたの
夢が大きな音を
たてて崩れてしまったの
あたたかい 陽のあたる
真冬の縁側に
少女はひとりで
いつまでも坐ってた
2・
木枯しがのぞいてる
垣根のすきまから
少女はいつも 遠くを見つめてた
かわいい仔犬たちが
年老いてゆくのを
悲しそうに見ていたの
夢が風の中で
あせて消えてしまったの
木枯しが通り過ぎる
垣根の向こうに
少女はいつか
行くことを知っていた

五輪真弓さんの「少女」は大変謎めいた歌である。

縁側で少女が見ていた景色は何を表しているのか、この歌は何を訴えているのか。

五輪さんの切々と情感を込めた歌い方はなおさら背景にあるものを想わざるを得ない。
幸い、ネット上では解説していただいている方がいる。

《引用》
自由気ままに過ごしてきた少女
しかし、やがて少女時代は、雪のようにだんだんと「とけてゆく」。年月を重ねていくのと同じスピードで。気ままな楽しい感覚が喪失していくのを彼女は感じます。
それに抗う方法も知らず、受け入れなくてはならない。彼女はこの状況を「悲しそうに見ている」しかなかった
私はもう既に純真無垢な「少女」ではないんだ。
もうすぐ大人になり、厳しい世の中へ私も出て行く、それを知った上での不安や覚悟もここに表現されている。
《引用ここまで》
http://ameblo.jp
sougoukokugojuku/entry-11771635235.html

こんなに平易な歌詞でこんなに深い内容を表現した例があっただろうか。
五輪さんの卓越した才能がうかがわれる作品である。

私は昔運手中にこれの歌を聴き、感動のあまり震えが止まらなかった思い出がある。



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